面接時のメイク・カラコン
アパレル業界の面接時において、メイク・カラーコンタクトの扱いはどうすればいいかという質問をよく受けます。正直に話すと、そのボーダーは「志望している会社・ブランドのコンセプトに、キチンと合っているかどうか」の一言に尽きます。カラーコンタクトが一概に全てだめなのではありません。
アパレルの職種によって(デザイナー・パタンナーのような内勤なのか、販売なのか)面接官が見る箇所が違ってくるというのが現状です。一説によると、アパレル志望の新卒がほぼ100%の割合で目力アップの縁取りつきカラーコンタクトを着用、という話も聞きます。あくまで「見た目」勝負のアパレル業界です。自分の魅力の魅せ方を知っている、ということは、面接における強力な武器になります。
ただ、それもブランドの方針とテイストに、きちんと沿っているかどうかです。例えば、どんなにパッチリデカ目メイクをして、華やかな雰囲気であっても、老舗百貨店に多数店舗をもつ大人ナチュラル系ブランドに面接に行ったのでは、採用は難しいでしょう。複数ブランドを抱えている会社であれば、全く志望ではない他のブランドを勧められ、採用されてしまうことも。
全ブランドにおいて、ハズさないメイクのポイントは3つ
- 隙がなく、丁寧なメイクの仕上がりであること
- 不特定多数の多くの人に好印象が持たれる、清潔感があること
- 上記を意識した上で、キチンと“今”を感じさせるものであること
メイクも服装同様、「ここで働きたい」という意思表示の重要なファクターです。あくまで働きたいブランドのテイストを、自分がどこまで表現できているか、ということ。特に、販売志望の方にとっては、2番目の「清潔感・不特定多数への好感度」は面接官が一番重視するポイントです。
一度練習メイクをしてみて、誰か客観的意見の聞ける第三者の意見を聞くこともよいでしょう。販売はファッションのプロだけが相手ではなく、あくまでお客様に不快感を与えないことが重視されます。
カラーコンタクトに関しては、目力アップのコンタクトは現状そこまでチェックが入らないと思われます。でも、ガーリー系やナチュラル系等、清楚感や優しさをウリにしているブランドでは裏目に出てしまうこともありますから、そこはキチンとショップに趣き、スタッフのコーディネートテイストを観察し、判断してください。
また、老舗百貨店に多く店舗を持つショップでは、まだまだカラーコンタクトのイメージが良くないことが多いので、やめておいた方が無難です。